東京福祉大学・通信教育で保育士の資格を取得した女性のリアルな体験談です。
東京福祉大学の通信教育で保育士を取得しようと思った理由
元々保育士としてではなく、お手伝いとして保育園で仕事をしたことがありました。
と言うのも、私の親戚が保育士で、幼稚園を経営しており、高校生のころは漠然と、親戚がやっている幼稚園で働こうかなくらいで考えていました。
ところが、高校卒業するころには当時別の仕事をしたいと思っていて、保育士の道を選びませんでした。 ところが、その後就職しても数年で辞職。
実家に出戻りとなり、親の下で「ただ飯」を貰い続けるわけにもいかず、親戚にお願いして幼稚園の仕事を手伝わせてもらうようになり、次第に子供と接していて、保育士になりたいと思うようになりました。
保育士の免許を取得しないと、いつまでたっても子供の担任を持つこともできないし、ずっと「手伝い」で終わってしまうので、それが嫌でもあったのです。
しかし、家計も苦しいことから、今更大学に通って保育士の免許を取得することも無理な話。 保育士の職場に携わることができる、幼稚園が身近にあることから、通信教育で保育士の免許を取得しようと考えました。
通信教育は、スクーリングがあるので、当時私が住んでいた仙台でもスクーリングが開催されている、東京福祉大学の社会福祉学部保育児童学科に願書を提出しました。
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東京福祉大学の通信教育による保育士の勉強
入学が決まり、東京福祉大学から通信教育の教材が届きました。 とにかく量が多く感じました。
こんなに勉強をしないといけないのかと思うのですが、普通は大学や短大でじっくり専念して授業を受けていくものを、まとめて教材を受け取って、「好きなものから手を付けて勉強しなさい」というわけですから、このような教材の量がドンとくるのは仕方ないはずです。
保育士への道はまだまだ険しいけれど、頑張らないといけない!という思いのみで、とにかく勉強しました。
通信教育は殆どが自分一人での闘いです。科目毎に定期的にレポートを提出しないと履修できないので、「やらないといけない」という雰囲気にはなるのですが、自宅での勉強がメインのため、勉強のやる気を阻害する色々な誘惑が沢山あります。
それを何とか乗り切り、勉強をしました。
スクーリングではピアノのテストに緊張した
通信教育を受けて最初に苦労したことと言えば、「ピアノ」でしょう。
保育士と言うのはとにかく、幼稚園でピアノを弾いて子供たちと歌を歌ったりすることが多いです。
ピアノが得意な人なら簡単なことなのでしょうが、私の場合は子供のころに少し習っていた程度で、ブランクがあり幼稚園でお手伝いで入った時も、少しは弾くことはあっても、楽譜を見て直ぐに弾くことはできませんでした。
東京福祉大学からは課題曲が与えられ、スクーリングの際にテストがあり、その場で弾くことになるので、とにかく練習しました。
幸いにも、手伝いで行っていた幼稚園の先生でピアノが得意な人がいて、ピアノの弾き方を教えてくれ、課題曲をマスターするまでには至りました。
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東京福祉大学の通信教育履修で必要な保育実習
保育実習は保育士になるためには必須の履修単位であり、通信教育であれば実習先の幼稚園を自分で探し、実習先での成果物を取りまとめ、大学に提出して大学側が評価、単位取得といった流れになります。
東京福祉大学でも実習先の幼稚園等を斡旋しているようですが、自分の都合の日に実習ができないのはデメリットと言えます。
そのため、殆どの方は「自分で実習先の幼稚園を探す」ことを選択するのでしょうが、それがなかなか難しいのではないでしょうか。
私の場合は前述のとおり、幼稚園が身近にあったことと、何度も手伝いで出入りもしていましたから、実習をお願いするにしても頼みやすかったし、自分の都合の良い日に実習を入れさせてもらえたのは、本当に良い環境なんだと思いました。
スクーリングで出会った人で、同じく通信教育を受けている人は、住んでいる地域の最寄りの幼稚園に片っ端から電話をして実習させてほしいと頼み込んでいたようです。
東京福祉大学の通信教育を振り返って
保育士になってから通信教育を振り返ってみると、自分は色々な面で恵まれていたことに気づきます。
特に、幼稚園で子供と既に触れ合う経験があったことは、保育心理学等は身をもって体験できており、知識が既に付いているので勉強しやすかったです。
東京福祉大学のスクーリング開催場所も、ちょうど自分が住んでいる地域だったこともありますし、スクーリングでは同じ通信教育で苦労している仲間との出会いにもなりますから、楽しいものです。
そして一人での環境で孤独に勉強するのには変わりありませんが、スクーリングを通して仲間意識が生まれ、共に励ましあいながら勉強が出来ました。
保育士の通信教育を受けず、通信講座か何かを受け、国家試験を受けていたら、恐らく私の場合は受からなかったと思います。
それだけ難関の国家試験を受けずに、必死に通信教育で勉強し、卒業と同時に免許を貰えるのですから、どれだけ孤独で苦しい勉強との闘いであっても、挫折しそうにはなりませんでした。
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