歌が下手で音痴、でも保育士になりたい!大丈夫かしら?
保育士は歌う場面がいっぱい
保育士は音楽によって子どもを保育する場面が多々あります。
その中でも日常的に保育士に必要とされるのは「歌う」能力。
ピアノなど楽器の演奏は0,1歳児担任ならさほど要求される場面はありませんが、歌うことはどのクラスにいようと逃れることはできません。
朝の会、帰りの会、ちょっとした日常的な遊びの時にも歌を歌うことは必ずついて回ります。
絵本を活用した歌の歌い方
しかし、歌が苦手な保育士にとって、他の先生が見ている中、子どもの前で歌うなんて大変勇気がいることです
(私自身、子どものころ歌が下手だと言われてから、歌うことにとっても強いコンプレックスがあり、「人前で歌うなんて絶対無理!」だと思っていました)。
そんな時お勧めしたいのが次に紹介する手遊び絵本を使う方法です。
短めの手遊び絵本を見つける
絵本の中には手遊び歌に絵をつけたものがあります。
手遊び歌は普通の歌より抑揚が少なく、音痴でも歌いやすいものが多いです。
また手遊びの絵本を使えば絵や手の動きで子どもの注目を集めることができるので、歌そのものの魅力がイマイチでも十分子どもを引き付けることができます。
絵本を見せながら、1対1で歌ってみる
自分にも歌えそうな手遊び絵本を見つけたら、まずノリのよさそうな子どもを選んで1対1で絵本を読み聞かせします。
歌を歌うということを意識せず、絵本を読んであげるという感覚でどうぞ。
1対1だからあまり大きな声を出さなくてよく、周りの先生を意識することもありません。
絵や手の動きに子どもがノッてくれたらしめたもの。自信が少し付くはずです。
これを繰り返して、自分の歌でも子どもが喜んでくれる!という実体験を増やしていきましょう。
絵本を見せながら、集団の前で歌う
次のステップは集団の前での読み聞かせ。
ほかの先生も聞いているから緊張するとは思いますが、やはり歌を歌っているというより絵本を読んであげているのだと思って取り組みましょう。
たくさんの子どもたちが自分の歌にのって手遊びをしている姿は、嬉しいものです。
また自信がつけば自然に大きな声で歌えるようになります。
歌が下手な要因は委縮で良い声が出ないことが原因であることがあります。
自信をもって発生できるようになれば自然と音程もついてくるから不思議です。
絵本なしで歌ってみる
最後のステップは絵本を捨てることです。絵本なしでみんなの前で歌って見せます。これができれば、歌を歌う恐怖とはサヨウナラできます。
みんなの前で歌を歌うのは引っ込み思案な人にとってはとても大変なことですが、どんな歌でも一生懸命歌えば子どもは喜んでくれます。
保育士にとっても子どもにとっても歌は大事なコミュニケーションツールなのです。