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保育士資格取得に必要な保育実習の現状。コロナ禍でどうなった?

専門学校や短期大学で保育士資格を取得するためには、保育施設で保育実習をする必要があります。通信制大学も例外ではありません。

しかしコロナが全世界に広まった2020年からは、例年どおりの保育実習が行えないことも増えてきました。

そもそもコロナ禍の中で、「たくさんの人が集まる保育施設に外部から実習に行っていいの?」と思う人もいるかもしれませんね。

今回はコロナ禍中の保育実習に不安を抱えている人の為に、保育実習が現状どのように変化しているのかをご紹介していきます。

⇒保育実習ってどんなことするの?通信制大学ではこんな感じで実習をおこないます。

コロナ禍で保育実習は行われたの?

基本的に保育士養成施設(専門学校・短期大学・大学など)で保育士の資格を取得するためには、保育実習を行う必要があります。

コロナ禍の中でも、この事実に変更はありません。

しかし、保育実習を行う保育園はたくさんの子どもが集まる場所です。

子ども達は年齢が小さければ小さいほど、十分な感染対策を行うことができません。

そのため、保育園では外から人が入ることに非常に敏感です。

外部の講師を招待するイベントを取りやめたり、園外行事を延期・中止したりするなどの措置を行って、感染対策を徹底している園が多くあります。

保護者が楽しみにしている保育参観や運動会すらも中止や人数制限を余儀なくされ、大変ピリピリした状態が続いています。

このように保育園側は園児と外部の人間を極力接触させないよう尽力していますので、保育実習を行ってよいかどうかは各園ともに頭を悩ませていました。

全国私立保育園連盟の調査によると、養成校から実習中止の申し出があったと答えた保育施設は20.9%でした。

一方、保育施設側でコロナを理由に実習を断ったところは4.3%と低い数字にとどまっています。

合わせてみれば、4分の1程度の実習が中止になったといえるでしょう。

この結果から、コロナ禍にあっても保育実習が完全中止になる可能性はそこまで高くないことが分かります。

ただし実習が行われるにしても、日程が延期されたり、実習内容が変更されたりすることはあります。

参考元
『新型コロナウイルス対応から考察する「保育実習」に関する調査』報告書 」https://www.zenshihoren.or.jp/pdf/tyousa_20210106.pdf

保育実習が中止になってしまったら?

養成校・保育施設の判断で保育実習が中止になってしまったら、保育士にはなれないのでしょうか。

この件に関しては、厚生労働省が「新型コロナウイルス感染症の発生に伴う指定保育士養成施設の対応について」(https://www.mhlw.go.jp/content/11920000/000640105.pdf)という通達を出しています。

この中には、以下のようなことが書かれています。

  • 保育実習が中止になってしまっても、必要な単位を取得した学生は保育士になる資格があること
  • 保育実習が延期になってしまった場合は、年度をまたいだ実習を行っても良いこと
  • 年度をまたいだ実習も難しい場合は、代わりに演習や学内実習を実施しても差し支えないこと

実際、安全面から考えて保育実習を行うことが適切でないと判断した養成校にて、代替演習を行ったケースもあります。

コロナ禍の中の保育実習でありうる事態

保育施設が実習生を受け入れてくれる場合でも、保育実習の内容が通常に比べて制限されることがあります。

また、保育実習にあたって、特別な配慮が求められるかもしれません。

実習前に、以下のような事態が起こることも想定しておきましょう。

  • 濃厚接触者になった、もしくはコロナ感染の疑いがある場合、抗体検査を求められる
  • 毎朝の検温や健康チェックが必要になる
  • 実習の約2週間~1か月前は不要不急の外出が禁止される
  • 保育園の行事に参加できない、または、行事の内容が縮小される
  • 消毒のルールを守らなくてはならない
  • 子どもと一緒に給食を食べることができない
  • 園関係でコロナ陽性者が出た場合、実習が途中で中止になることがある

コロナ禍の保育実習で気を付けること

コロナ禍の中で保育実習を行うことになった時は、コロナ対策を十分に行うことが求められます。

保育実習前のオリエンテーションでは、実習園のコロナ対策について説明を受ける場合がありますので、分からない点があったらこの時点で確認しておくようにしましょう。

また、実習中に濃厚接触者になった、園関係者にコロナ陽性者がでたなどの事態が起こる場合があります。

そんなとき、どう対処したらよいのか、どこに連絡したらよいかはあらかじめ養成校に聞いておくと良いでしょう。

実習の2週間前からは検温をし、自分の体調管理に気を配ります。また、家族にも感染対策をしっかりしてもらうよう頼んでおきましょう。

人混みを避け、不要不急の外出をしないようにするのはコロナ対策の基本です。実習中はもちろん、実習前から人との接触はなるべく避けてください。アルバイトも控えた方が無難です。

実習中は、マスク着用は必須。手指の消毒、咳エチケットなど徹底して、子どもと自分をコロナから守る努力をしてください。

ただし、小さい子どもと距離をとるのはとても難しいものです。

抱っこやおんぶ、食事の介助など子どもと近づかなければならない場面も多くります。

子どもと触れ合うことは実習でとても大切なことです。子どもとの接触を避けすぎてしまうと、信頼関係を築くことができなくなってしまいます。

一方で手指をこまめに消毒したり、子どもの咳が直接かからないようにしたりといった配慮は必要です。

保育士の先生たちがどのようにコロナ対策をしているのか、観察するのも勉強になりますよ。

コロナが心配!保育実習にどうしても不安がある場合は…

養成校や保育施設で保育実習が許可されたとしても、人が密集する施設に行くのは抵抗があるという学生もいますよね。

どうしても保育実習に行くことが不安だ、それでも保育士にはなりたい。

そんな時は、保育士試験合格を狙うという方法があります。保育士試験は国家試験の一種で難易度は高いですが、筆記試験と実技試験(ピアノ・絵画・素話の中から2科目)に合格すれば保育実習無しで保育士資格を得ることができます。

保育士試験は、年2回開催されています。短大や大学に在籍している学生なら、受験資格があります。また専門学校の学生の場合は、「学校教育法に基づいた専修学校で、2年以上の課程に在学している」なら受験可能です。

とはいえ、将来保育士として実際に仕事をしたいと考えているなら保育実習を受けることは大切な経験になります、できれば参加したいですよね。

保育実習は自分の考えた保育を実践し、先輩保育士や園長からフィードバックをもらえる貴重な機会です。

保育施設側でコロナ対策には十分配慮していると思いますので、実習を受け入れてもらえる場合はできるだけ参加させてもらってください。